BCP対策における燃料確保等の必要性について

2017年7月28日 / By :

BCP対策が必要である理由

昨今の日本において、BCP対策は非常に重要なテーマです。今までの震災と大きく異なる津波による大被害や、ライフラインが復旧するまでにかなり長い時間が必要であったことから、現在においては有事の際の対策や資源の確保という面でのBCP対策の重要性が急激に高まっている状況です。BCP対策とはbusiness continuity planの略であり、事業を継続させるための計画です。大切な自社の業務を継続させるために万が一の自然災害が発生したときに備え、優先して再開させる必要がある業務を事前に特定しておくことが大切です。そのためには優先的に再開するための業務にあたる人員確保や、原料の調達・輸送の代替手段などをマニュアル化しておくことが有効的な対策です。

現在の日本におけるBCP対策の現状と今後の方向性

BCP対策は現在の日本においてとても重要な対策ですが、全ての企業が万全の対策を行っているというわけではありません。実際にしっかりと対応している企業は大企業でも約60%と言われており、まだまだ各社が積極的な対応を行っているとはいえない状況です。このような状況下において、災害時の燃料確保、燃料の貯蔵に新たな方向性が生まれてきています。それは1つ1つの企業がそれぞれ個別で対策を行うのではなく、ある程度まとまった地域の企業が出資を行い、共用燃料として確保を行う形態です。この形態にはメリットがあり、万が一の事態にしか必要にならないものを各社が個別で用意せずに共有するため、経費の削減が可能です。また、建物の設備レベルの低い企業の場合、ある程度水準の高い施設にて燃料を保存することで燃料の安全な管理を行うことができます。

BCP対策とは、災害などで通常の業務が続行できなくなった場合のリスクを軽減させるための対策のことです。